代表挨拶
「ご家族に介護や医療が必要になった時、あなたは誰に相談しますか?」
日本は現在、高齢者人口の急速な増加に伴う医療福祉などの問題への対応が、喫緊の課題となっています。私自身も、ある日突然父が要介護状態となり悩みました。いつも元気だったはずの父が突然脳梗塞を起こしたことで、入院、介護申請、転院、手術在宅介護等と、解決しなくてはならないことが続々と畳みかけました。誰に相談したらよいかも分からず、併せて自分の仕事もあり、子供も成長期だったため「どうしよう…」の連続の日々でした。また、介護保険の制度は繁雑で分かりづらく、逐日変化していく父の容態を家族で理解する事が大変だった事を思い出します(父は他界いたしました)。
そのような状況下で、在宅医療の仕事に5年間、3000件以上の相談援助に携わるご縁を頂き、介護保険制度の理解や患者様とのコミュニケーション、ご家族のフォロー、多職種連携について深く学びました。その経験を活かして、自分がお手伝いできる事をもっと幅広くしていきたいとの思いから一般社団法人HMを設立いたしました。
介護は、ご本人をはじめとして、ご家族の支えやそれを担う専門スタッフがチーム連携で行わなければならない上、たくさんの情報の中からそのメンバーを見つけることは困難かと存じます。当法人は自分良し、相手良し、世間良しの「三方良し」を法人理念として、皆様の支えとなれるよう精進してまいります。
一般社団法人HM
代表理事 星野 真澄